お知らせページの作り方とデザイン
お店・教室・個人の制作活動・プロダクト、どれでも必要になる「お知らせ ページ」。何を載せるか、どう並べるか、どうやって作るか (CMS・サイト ビルダー・専用ツール) を、実際に運用が続く形から逆算してまとめました。
お知らせページに必要なもの
お知らせページの目的は「いま来た人が、いちばん新しい情報にすぐ辿り着けること」 の 1 点です。ここから必要なものはほぼ決まります。
- 日付 — いつの情報かが分からないお知らせは、読む人に 「まだ有効か」を判断させてしまいます
- 新しい順の一覧 — 探させない。上から読めば最新が分かる 並びにします
- 1 件ごとの URL — SNS やメールから 1 件だけ案内できる ようにしておきます
- 固定の入り口 — 「お知らせ」の URL が変わらないこと。 名刺やチラシの QR コードから飛ばす先になります
- 購読の手段 — RSS があると、常連の人が毎回見に来なくて 済みます
逆に、最初は要らないものもあります。カテゴリ分け、タグ、 検索、ページ送り。お知らせが 10 件を超えるまでは、あっても使われません。 作り込むより、まず 1 本目を出すほうが先です。
読みやすいお知らせページのデザイン
「お知らせ デザイン」で探している人が本当に困っているのは、装飾ではなく並べ方であることがほとんどです。効く順に並べます。
- 1 行目でタイトルが分かる — 「【重要】」のような装飾を 先頭に置くと、肝心のタイトルが右に押し出されます
- 日付は小さく、しかし必ず — 主役はタイトル。日付は 補助情報として一段落とした濃さで置きます
- 1 件の高さを揃える — 本文の抜粋を出すなら行数を揃える。 揃っていない一覧は、それだけで読む気を削ぎます
- 大事な 1 件は固定する — 臨時休業や締切のように「今 いちばん見せたい」ものは、日付順を無視して先頭に置ける形にしておきます
- 本文は 1 カラム・広すぎない幅 — 1 行 35〜45 文字あたりが 読みやすい上限です
- 色は 1 色だけ差す — 見出しもリンクも強調も別々の色に すると、どれも目立たなくなります
スマートフォンから見られる前提も忘れないでください。店頭の QR コードや SNS のプロフィールから来る人は、ほぼ全員スマートフォンです。
作り方 — 4 つの選択肢
1. CMS の投稿機能を使う (WordPress など)
すでにサイトがあるなら、いちばん自然な方法です。ポイントは「固定ページ」ではなく「投稿」で作ること。固定ページを 1 枚作ってそこに追記していく形にすると、1 件ごとの URL が持てず、 新着順の並びも自分で管理することになります。投稿として書けば、一覧・ 個別ページ・RSS が最初から付いてきます。
管理画面の操作や必要な設定は各サービスの更新で変わるので、手順は公式の ドキュメントを確認してください。難点は、サイト全体の保守 (更新・ バックアップ・不具合対応) が付いてくることです。
2. サイトビルダーのブログ機能を使う (Wix・STUDIO など)
デザインの自由度が高く、既存サイトと見た目を揃えられるのが利点です。 考えることは CMS と同じで、1 件ごとにページができる仕組み(ブログ機能) を使うこと。「トップページの一部にお知らせ欄を作る」だけで 済ませると、あとから個別に案内したいときに URL がありません。
3. SNS で済ませる
いちばん早い方法で、実際これで足りることもあります。注意点は 2 つ。過去の投稿が流れて見つけられなくなることと、アカウントを持っていない人に届かないことです。 「臨時休業を確認したい」「イベントの日時をもう一度見たい」という あとから来る人には向きません。SNS で流し、詳細はページに置く、 という併用が現実的です。
4. お知らせ専用のツールを使う
サイトを持っていない、あるいはサイトはあるが更新に手を入れたくない場合の 選択肢です。お知らせに必要なもの (日付・新着順・個別 URL・RSS) が 最初から揃っていて、作るのはページ 1 枚だけなので保守もほぼ要りません。
The Latest はこの形のサービスです。あなたの名前.thelatest.page のページが数分ででき、書いて公開すればページ・RSS・自分のサイトに貼れる 埋め込みウィジェットに同時に反映されます。QR コードもダッシュボードから ダウンロードできるので、店頭やチラシからそのまま案内できます。 無料ではじめられます。
続けるためのコツ
- 1 件を短くする — 3 行で十分です。長く書こうとした お知らせページから止まっていきます
- 書く場所を 1 つに決める — SNS とサイトの両方に書くと、 どちらかが必ず古くなります。正はページ側に置き、SNS からは案内だけ
- 期限のあるものは終了日を決めておく — 終わった催しが 先頭に残っているページは、開いた人に「更新されていない」と伝えます
- 予約投稿を使う — 休業のお知らせは、決まった日に自動で 出るようにしておくと出し忘れません